『 maki の koti 』

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kotiって?

makiならではの衣・kotiシリーズ。糸の撚りを生かして形づくる衣や、折り紙のように形づくる衣など、出来るだけ縫製箇所を減らしてつくられる衣たちをご紹介します。
さて、このkoti「コティ」という名前ですが⋯。これは ganga maki 旧工房の所在地の名称です。「koti村」と呼ばれていました。
元祖の koti の村は、ガンジス上流の谷間にありました。それがダム建設のため水没し、村人が集団移住したのが現在の「koti村」です。そこに旧工房があり、そこで誕生した衣の形に「koti」と命名しました。
今は湖底(コテイ)にあるコティの名が、私たちの衣に残っているというわけです。

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旧 koti 村のあった、ガンジス上流の風景

 

機の上でつくる衣の形

kotiシリーズは2015年、ganga maki 旧工房にて誕生しました。当時、工房に170cm巾の布が織れる大機が入り、一筋の間違いもなく織り進める職人業に惚れ惚れしながら、揃った布の端(耳)を切り捨てるのはもったいないという想いから、縫製をできるだけ簡単にして、機の上で衣の形を織ってみたらどうかと創作がスタートしました。
経糸に麻とマルダシルクをひき揃え、緯糸に撚りの強いタッサーシルクナシを使って、部分的にギャザーのように織り出すことができました。
試行錯誤の末、ベストやスカート、ボレロが完成し、その後毎年のように新しい形が生まれ、現在では9種類を展開しています。

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耳の美しいkotiの布々を織りあげるベテランの織師グラム

 

制作の現場から | 真木千秋

手紡ぎ手織りの布を少しでも切り捨てることなく、活動的で着心地の良いものになればとkotiシリーズの制作を続けています。
手で織るので、麻はより柔らかな風合いの単糸、ウールはふっくらと織りあがるメリノウールをつかいます。タッサーシルクナーシ紡ぎ糸の微妙な撚りの違いを毎回試しつつ、その時々の風合いを織り上げています。
織り上がったら水にくぐらせ、簡単に縫製して最後に手洗いで仕上げることで、自在なテクスチャーをつくることができます。
普段にも気軽に着ていただき、季節の終わりには手洗いしていただくことをお勧めしています。

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織られた布を折り紙のように折って形づくることも

 
kotiシリーズのラインナップ
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プルオーバー半袖

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カーディガンharf

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プルオーバー

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ボレロ

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ワンピース & チュニック

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ベスト

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スカート

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パンツ

Staff Voice | kotiのススメ

今、オススメしたいkoti

kotiシリーズの衣をすでに着ていただいている方には最近の新作や改良点を、まだ着たことのない方にはその着心地をお伝えしたく、makiのスタッフ・大村、酒井、横田がご紹介します。

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毎シーズン色味を変えてつくっています

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スカートの右側に内ポケット付きもできました

ベテランスタッフの大村と酒井はkotiの愛用者。kotiの誕生からずっと見て、触れて、着てきた2人。カジュアルな空気を持つkotiシリーズは普段着にもぴったり、2人が日常的に着用しているのをよく見かけます。
koti暦2年目の横田は、服づくりの経験を生かして、ganga maki工房でkotiの新作の試作も担当。kotiの魅力を感じながら、その可能性を探っています。
さて、そんな3人がご紹介する、今、オススメのkotiを見ていきましょう。

 

夏も快適、半袖のプルオーバー

真夏もkotiを楽しみたい !と、今年新たに仲間入りした半袖プルオーバー。ちょこっとフレンチスリーブより長くした袖は気になる二の腕を隠しつつ、スッキリ1枚でカジュアルに着られる、意外とありそうでなかったかたち。浮き織り部分を袖にすることでより柔らかな肩周りのラインに。

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スッキリとカジュアルな着心地(モデル身長167cm)

そして半袖kotiのポイントは、経と緯の糸の配分を変え、長袖のプルオーバーより軽やかに薄手に織り上げたこと。今年はベースカラーのライトグレーに青い杢目を入れ、より涼しげな夏の衣に仕上がりました。
スッキリしたパンツと合わせたり、makiのthinギャザースカートと合わせたり…、楽しみ方はいろいろ。お気に入りのコーディネートでお楽しみください。(横田)

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こだわりが詰まった半袖部分

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ふんわり羽織る、カーディガン

夏は蒸し暑さとエアコンの寒さとの調整を考えたり、タンクトップを着て涼しく過ごしたいけど、袖肩周りが気になったり…。簡単に脱ぎ着の出来る羽織れるものがあったらいいな、と生まれたのがkotiの半袖カーディガンです。

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夏場に重宝しそうなカーディガン(モデル身長167cm)

半袖プルオーバーと生地感は同じで、いつもの春夏kotiより少し薄手に。織り耳を活かしたフロント部分は縫い目がなく軽やかにすっきりしたシルエットで、ふんわり羽織れます。
makiのタッサーシルクのタンクトップとの合わせは私の夏の定番になりそうです。(横田)

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タンクトップと合わせて軽やかに

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定番になったプルオーバー

kotiシリーズには、スカート・ワンピース・ベスト・shortチュニック・ボレロ・パンツが揃い、合わせかた色々な楽しみがあります。 その中で無かったアイテムが「上物」。ブラウス的なちょっとしたもの。何か着やすくてkotiを活かせるアイテムが…と思いつくったのがVネック長袖プルオーバーです。

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kotiの初めての上物(モデル身長162cm)

ネック部分は布のミミを使いふっくらと、アームホールは固くならないようにグッと落として袖をつけました。着てみるとまるでニットのような着心地。横姿の首ラインも綺麗なまとまりに。定番アイテムの仲間入りです !
秋冬はウール、春夏は麻素材で通年ご紹介しています。(大村)

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生地の耳を使っているネック部分

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腰周りの美しいスカート

kotiスカートがつくられてから、ずっとのkotiスカートファンです!
いままで、スカートは色々試しましたが、腰周りのボリュームが気になりパンツしか履かなかった私ですが、このkotiスカートのラインのきれいさを知ってからは、春夏には麻×シルク、秋冬にはウール×シルクと色柄違いで数枚持っているほど。

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ラインがきれいなスカート(モデル身長162cm)

腰周りに強撚糸を織り込む事で、一番スッキリ見せたい腰周りが本当にスッキリと、とてもきれいなラインに出ます。スカート特有の甘さも程よく消されて、カッコ良く着られるのがお気に入り。普段のTシャツやニットなどとの合わせもとても良いです !
スカートは…とおっしゃる方にも是非試していただきたいです。(酒井)

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koti特有のスッキリと美しい腰周り

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お気楽なパンツ

kotiパンツは昨秋から仲間入りしたアイテムです。スカートも良いけどパンツもあれば…というスタッフの希望もあり。
kotiアイテムはその「縮み」部分がデザインでもあるので、長さやバランスをどうするか何度か検討して出来上がりました。
私も愛用していますが、とーっても履きやすく気楽に履けるパンツという必須アイテムになりました。

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ストレスフリーなパンツ(モデル身長167cm)

ただ、課題が残ったのは「ポケット」。kotiは機の上で織った布に、あまりハサミを入れずにつくる衣というコンセプトなので、わざわざカットしてポケットを付けることに至らなかったのです。それもkotiの良さと。
ただやはり、「あればより良い」の想いから今春よりパッチポケットを付けることに ! そしてスカートにも片側だけですがポケットが付きました。小さなことですが私たちには大進歩 !
kotiを持っている方も、これからの方もポケット付きもお楽しみください。(大村)

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パッチポケットがついたパンツも

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