纏う Afa・冬の衣
 2001年11月3日(土)〜13(火)
Maki Textile Studio, Aoyama, Tokyo




"心がやすらかであること"
これは真砂三千代さんが、衣をつくるのにもっとも大切にしているイメージです。
そんなイメージに沿うように真木テキスタイルスタジオでは今年も布を織りました。
ナチュラルウールと手紡ぎシルクの手織り布にほっくりと包まれて心安らかな冬を迎えたいものです。
ジャケットやコートの他に、帯や大きなショールにもなるリバーシブルの布もご紹介いたします。
Afaの衣と布使いをお楽しみ下さい。

初日は真砂三千代さんが在廊します。




布から引き出される形

 千秋さんと知り合って随分トキがたちました。

 それは、まだ私が展示会で作品を発表し始めたころで、「同じようなスタイルで仕事をしているテキスタイルデザイナーがいるから…」、と共通の知人からの紹介でした。

 千秋さんはすでにタッサーシルクの風合い豊かな布を創っていて、Afaの冬コレクションを始めるきっかけにもなりました。

 長いおつき合いの中で、Afaへの布を創っていただいたり、真南風を一緒に取り組んだりと、作り手どうしの競作が続いてゆくのも、出来上がる物に対して共通の意識で喜びを分かち合えるからだと思っています。

 今年の真木テキスタイルでの展示会では、千秋さんの布の新しい可能性を探ってみました。

 布そのものの存在が形を自由に引き出してくれることに、またまた驚いています。

 素直な気持ちになれた瞬間に形が現れ、それを定着させる ― 。

 私にとって至福の時間は布と会話をしているトキだとあらためて感じました。

 表現の場を与えていただける事に感謝しています。

真砂三千代

 


  


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