二年ぶり四回目の三谷龍二さんの器の展覧会です。
桜・楡・くるみなどの木の器が、オイル仕上げの生成り、神代楡のグレー、漆の黒やなどの表情で、豊かにそろいます。
写真上の器は新しい作品で「L字のうつわ」。大きさは240×240×40mm。
黒い漆塗のものは桜と栗の材。これ以外に緑がかったグレーの神代楡があります。
単品や組み合わせて使ってみるのもおもしろそうです。
さらに、真木テキスタイルスタジオではじめて見られるのが、白漆dish。
実はまだ私たちも見ていないものですが、三谷さんはとても楽しんでつくられたそうです。
どうやら絵皿のようなのです。白い漆は時が経つにつれて、白さが増すとか。
また、三谷さん自作の絵本もご紹介いたします。(写真右)
「森に浮かぶ舟」と題されて、顔料で描かれた絵とお話が、
木の舟を作りました。/といってもぼくが作ったのはテーブルに浮かぶ舟/料理を盛るための器です
という書き出しではじまります。
三谷さんはホームページも作りました。アドレスはhttp://www.mitaniryuji.com/index.html
お知らせ
青山の店によく来ていただいているお客さまはご存知でしょうが、うちでお茶を出すときに使っているお盆もとうとう登場します。このお盆はもともとお店用に三谷さんに「特別」につくっていただいたものでした。
それがとても評判がよく、どうしても欲しい、とおっしゃる方が多く、展示会で扱うことになりました。
今回は、器づくりの過程を、北海道で木を切り出すところから記録したものを、ファイルにして用意していただきました。ご興味のある方は是非ご覧下さい。