さるとりいばらのつるは くねっと曲がっていたり、 ところどころにあるふしがとても可愛らしく、 面白いかたちを作り出すことができました。 ちょっと痛いトゲをとって 芭蕉やからむし、クルミの木の皮などで、 編んだり、巻いたり、組んだりしています。 花を活けたくなりました。 真木雅子
5月24日(金) 14:00〜 「真木雅子・お話会」 素材や技法など製作にまつわることや、 自ら切り開いたカゴづくりの道のりについて…
母・真木雅子の展示会に寄せて… 真木千秋 いつもいつも材料をみつけては、手を動かし始め、なにやら面白いかたちをつくっていく…。 そんな母の両手の人差し指は、いつしか道具のように曲がってしまいました。 そんなにまでしてやりたいのかな、と思うこともありますが、 本人にしてみればそんなことは苦でもなく、ひたすら楽しそうに編み続けています。 今回は白樺の小枝を魅力的に活かしたかご、 今までに見たこともないような編み目の花器、 その季節にしかつくれない柳の枝の造形など、 新しい発想の籠が登場します。 自由でおおらかな籠たちを、いろいろな角度から見ていると、 こうしても使える、ああしても使える、と楽しい発想が浮かびます。 どうぞ真木雅子の今の作品を見にいらしてください。