「夏の布と衣」展


2004年7月16日 (金) 〜 7月29日(木) 11:00-19:00

   
Maki Textile Studio, Aoyama, Tokyo







 
私たちの場合、まず布があって、それから衣のカタチが見えてきます。
でも本当を言うと、その前にまず糸があります。

たとえば、苧麻の糸。
沖縄の苧麻(カラムシ)に出会ったのは、十年ほど前のことでした。
カラムシの野生種は、日本中ごく普通に生えています。
こんな植物から糸が採れるなんて…と不思議に思いながら、使い続けてきました。
そうして先頃できあがったのが、左写真の布。

苧麻糸に数種の絹糸を混ぜ、先染めで織り上げました。
サラサラとして、目にも涼しい布です。
それを使って、軽快な衣(パオベスト)をつくりました。
一番暑い頃、タンクトップの上から羽織ると、とても爽やか。
パオベスト

左)
モトゥカ絹のタンクトップとともに。

右)
脇についている小さなグンディとループで止めると、また違った雰囲気のベストに。
タッサーシルクを藍染したサロンはサラサラとはける筒スカートです。

Paovest 38850
Tunktop 14700

Salong Skirt 40950

夏の上着 & かぶりベスト

日本で織られた麻100%布。
とても薄く涼しい生地で、さらっと羽織れる上着(左)やかぶりベストを作りました。

かぶりベスト(右)は後ろをバイアスで縫い合わせています。
手洗いしてクシュクシュに仕上げると更に愛らしく。

Uwagi 39900
Kaburi Vest 35700

ラミーの上衣 & 短めパンツ

しっかりした麻100%の生地で作った上衣(左)とパンツ(右)。
麻ならではのしっとりとした落ち感。
これからの季節に最適です。

Uwagoromo 34650
Pants 35700

マンガルギリ(極薄綿)

インドの至宝、マンガルギリ。
「あれだけ細い糸を先染め手織りするのは大変なこと」(真木千秋)

涼しくて扱い易いのが特長。
昨年とは違うスタイルもお目見えです。

写真はタンクトップと、生地をたっぷり二重に使ったバルーンスカート。
裾のふんわり感が夏に軽快です。

Tunktop 10500
Baloon Skirt 28350

マンガルギリのシャツ

今回は淡色・濃色計4種類の布地でつくりました。
これは「くるみボタン」のついたシャツです。

Shirts 21000

マンガルギリのバンツ

パンツはショートとラウンドの二種類。左写真はラウンドです。

Pants Round 18900

麻のベッドリネン

二階にはベッドをしつらえました。
今回のために特別に織り上げた、麻100%のベッドリネンです。
(お昼寝したい方はどうぞ。)

Pillow 9870
Pillow case 3150
Bed fabric 35700



真木テキスタイル青山店 今までの展示会


ホームページへ戻る