インド滞在中の真木千秋より……
……やっぱり糸が大好きで相変わらず織物をつくっていますが、このごろは色のことがとてもとても気になっています。
「色」ってなんなのでしょうか?
私の場合、色と言えば、草木、花など植物染料で染めた色のことをいいます。
草木ってだいたい渋い色を想像されがちですが、ところがどっこい、違う。
植物染料で染めた色は澄んでいます。光を感じます。そして何か力を感じます。
最近は特に澄んだ、鮮やかな色に惹かれています。
フクギで染めた光るような糸に、藍の生葉の色を重ねて黄緑色など……。
心はずむような、夢のような色です。良い糸じゃないと良い色にはなりませんが。
黄緑とラックの紫を合わせたり、緑と赤紫をあわせたり。楽しくてやめられません。
そんな、ときめくような色を感じてもらえたらうれしく思います。
(3月31日 デリーにて)
●ワークショップ
赤城の節糸と柞蚕糸をインドの植物で染める
4月15日(水)13:00〜(雨天延期)
定員20名 要予約
5000円(材料費込み)