よみがえる幻の染色 出雲藍板締めの世界とその系譜 | ||||
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紅露工房シンフォニー | ||||
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STDIO MUMBAI / 写真集&スタディブック | ||||
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新井淳一 / 布・万華鏡 | ||||
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島の色 静かな声 | ||||
沖縄・西表島の染織家・石垣昭子さんと、夫の石垣金星さん。Makiとも縁の深い御両人の営みを詩情豊かに描く75分のドキュメンタリー映画。 スイス在住の映像作家・茂木綾子さんが五年がかりで撮り上げた作品が、このたびDVDで発売された。作品ホームページを開くと製作日記やショートムービーなどが見られる。 以下は真木千秋による推薦文。 この映画を作った茂木さん、半年くらいまえに来日して、到着した朝に竹の家に来てくれました。 翌日には西表島での上映会に行くとのことでした。 映画の中にほんの一分くらい、竹の家出行われた真南風(まあぱい)展でのファッションショーが出てきます。石垣昭子、金星さんの暮らしに密着した一年間の中のヒトコマとして。 私も昭子さんが誘ってくれて、関係者の試写会を観にいきましたが、映像の美しさは口では言い表せません。昭子金星さんの素顔を何より捉えながら、全体ではアーティスティックな表現が印象的でした。 監督の茂木さん、撮影中は常時厳しい表情でしたが、この間はとってもリラックスしていて、ニコニコ穏やかに自分の暮らすスイスでの活動のことなど話して、ゆっくりして帰られました。 サイレントヴォイスLLP 申し込みはこちらより。3150円 また同作品の写真集(カタログ)は竹林Shopでも販売。1500円 (09/6/14記)
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自然がくれた愛情ごはん ― かるべけいこの野菜料理 ― | ||||
九州・阿蘇の古民家で、夫や二人の子供ともども自給自足の生活を営む自然食料理家かるべけいこさん。自家の野菜をふんだんに使った料理の数々を四年がかりで本にまとめる。美しい料理写真は夫君・野中元さんによるもの。Maki布が随所にあしらわれている。 以下、真木千秋による推薦文。 かるべさんとは博多の沼田みよりさんが企画してくださった展示会でお会いしました。 でもそのだいぶん前から、おいしいクッキーを作る方がいて、それも沼田さんのところで初めて頂いたのですが、少し後には百草にもあって、百草に行くたびにそのクッキーを頂いて帰ってきたものす。そのクッキーの作者がかるべさんでした。 御本人と夫の野中さん、息子さんが博多の展示会に来てくださって初めてお目にかかったときは感激でした。すでにうちのストールや服を愛用してくださっていました。 かるべさんも野中さんも素材感のあるストールや服がとても好きだと言ってくださり、ゆっくりと二人で選んでいた姿が印象的でした。 昨年野中さんはここ竹林まできてくれて、ずっと撮り続けてきたかるべさんの料理を本にすることができると、うれしそうに写真を見せてくれました。その時にうちの布がたくさん使われていて、しかも暮らしの中で使ってとても良い風合いになったものもあって、とても面白いと思いました。 お料理もちょっとした工夫で美味しく、体に心地よくいただける旬のお野菜中心で、ヒントになることがたくさんあります。お料理と彼らの暮らしぶり、とても素敵な本なので、みなさんにおすすめしたいと思います。 KTC中央出版 1600円 竹林Shopでも販売。 (08/6/30記)
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インド 大地の布 | ||||
民族染織研究家・岩立広子さんによる写真集。 岩立さんにとっては、「インド 砂漠の民と美」(1984年・用美社)に続く二冊目の著書だ。 37年間、75回に及ぶ渡印の成果。 岩立コレクションの特質は、表題「大地の布」に見るごとく、インド亜大陸を広く巡る旅の中で、現地の人々の間に生き続けてきた染織品を集めている点だ。 今となっては再現できない手業も多く、インド染織の伝統を知る上で貴重な一冊。 インドを東西南北に分け、それぞれの地方から収集品を美しいカラー写真で見せてくれる。 その精緻な技は圧倒的だ。 岩立さんが現地で撮影した写真も興味深い。男じゃなかなか撮れないだろうなあと思えるものも多々。肖像権じゃないが、人の写真を撮るというのもけっこう難しい作業なのだ。 本書中には新井淳一さんも一文を寄せている。 テキストはすべて日英併記なので、外国人でも読める。現地の英語表記もわかって便利。 インドのみならず染織に関心あるすべての人々にお勧め。 現在、東京駒場の日本民芸館にて本書掲載の染織品が展示されている(2007年10月3日〜12月20日)。本書を片手に同館を訪れてみたい。 なお岩立さんは東京目黒にカディ岩立という店を運営。 求龍堂 6800円+税。竹林Shopでも販売。 (07/10/19記)
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魂の布 ― モンスーンアジア12人の女性作家たち ― | ||||
副題にある通り、12人の女性作家を採り上げた本。 作家というのはこの場合、布や衣の作り手だ。 12人の中には、石垣昭子、真砂三千代、安藤明子、そして真木千秋といった当スタジオにとって欠くことのできない人々がいる。 そして、秦泉寺由子、瀧澤久仁子、上原美智子、原口良子、ジョセフィーヌ・コマラ…さらに「モンスーンアジア」とくれば、いと懐かしき「現代の道具展」メンバーではあるまいか。(「現代の〜」とは十年ほど前に東京・玉川高島屋で展開した記念碑的な手仕事展)。 著者の松本路子さんは、布の大好きなフォトグラファーであり、文章もよくする。 となれば、本書がどのようなものかはだいたい想像がつくだろう。 12人の作り手の工房を訪ね、美しい写真とともに、モノづくりへの想いが紹介されている。 みずみずしいモンスーンアジアのたたずまいと、そこで育まれた布々の表情が忘れがたい。 月刊誌『なごみ』に掲載された記事に、加筆・写真増補してまとめ上げられたもの。 当スタジオには昨年九月、竹林Shop開店直前に取材があった。 ま、秦泉寺さんのバリ工房、瀧澤さんのチェンマイ工房、石垣さんの西表工房などの取材に比べると、やっぱ距離に反比例して当スタジオの印象は薄めなんだが…。 Makiについては竹林に御来臨いただくとして、なかなか訪ねる機会のない南国の布づくりの様子は本書でとくと御覧あれ。 カラー写真多数。 淡交社 2000円。 (07/3/22記) |
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藍から青へ ― 自然の産物と手工芸 ― | ||||||
これはなかなかに面白い本だ。 著者は元Makiスタッフの石田紀佳。 スタッフと言っても2年少々で辞めてしまったのだが、その後も当スタジオ専任キュレータとして十年間、青山店の企画などに携わってきた。 本書「藍から青へ・自然の産物と手工芸」、長いタイトルであるが、コンフォルトの3月増刊号だ。 コンフォルトというのは、Maki とも縁の深い、「こだわり」のインテリア建築雑誌。 この雑誌に2002年から二年にわたって毎月、石田紀佳が書きつづった「自然の産物と手工芸」という記事がある。 それがこのたび一冊にまとまって出版された。 藍、絹、綿、麻、蔓、埋もれ木、陶土、銀など、自然素材と、そこから生まれる手工芸品を、各章ごとに紹介している。 手工芸素材のプチ百科事典のような趣で、いろいろ勉強になる。 柿渋の項を読んでいたら自分でもやりたくなってきた。(ここ竹林には柿も数本あってほとんど利用していない) 三谷龍二、赤木明登、真木雅子など、当スタジオにゆかりの深い作家達の作品も登場。 「生糸」の項ではMaki が出てくる。 梶原敏英さんによる写真も美しい。 ブックデザインは拙著も手懸けてくれた山口信博さん。 建築資料研究社 2000円。 おススメ。 今、新宿紀伊國屋に行くと平積みされてるらしいので、お手にとってご覧になると良い。 大手書店が近くにない人は、こちらで注文できる。 また竹林Shopでも販売中。 (07/2/9記) |
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