いといと雑記帳 2007後半
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8月7日(火) おススメ舞踊
なにやらハーレムチックなこの写真。
場所は三日前、福生・七夕祭りの会場。
福生(ふっさ)というのは当地あきる野市の隣町だ。
マニプリ舞踊のステージがあったので観に行ったと。
6月24日の日誌でも触れたが、マニプリとはインド東部マニプール州に伝わる伝統舞踊だ。
四人の群舞であったが、主役ラーダが左端の浅見佐和子さん、私の右が相手役クリシュナのめぐみさん。
佐和子さんの主宰するニーラ・カマラというマニプリ舞踊のグループだ。
そもそもこのラーダとクリシュナの出会いは今年の五月、竹林Shopのことだった。
たまたまShopに来合わせた二人を引き合わせたところ、めぐみさんが佐和子さんからマニプリ舞踊を習い始めたというわけ。
だから私としてもこのグループのことが大いに気にかかるのである。
フラやバリ舞踊などとは違って、まだ日本ではほとんど紹介されていないこの踊り。
数あるインド舞踊の中でも最も東に位置するものだけに、動きも柔らかく、日本人向けと言えるだろう。
それとともにインド舞踊独特の精神性、神秘性も併せ持っている。
インド風衣裳もエキゾチックで美しい。
もっと踊り手が増えたらきっと楽しいと思う。
日本では現在、佐和子さんを含め2〜3人しか教える人はいないようだ。
何か踊りを始めたいと思っている首都圏の諸姉諸嬢、習うなら生徒の少ない今がチャンス!!
インド・タゴール自由大学で学んだ佐和子さんが、手取り足取り指導してくれるだろう。(諸兄を受け入れるかは不明)
毎週水曜に福生で、日曜に三鷹でクラスがある。
今秋・代々木のナマステ・インディアで披露するという話も。
fussa_manipuri@yahoo.co.jpまで。
台風が来た。 こういう大自然系イベントは、わりあい好きである。 特に今回は首都圏直撃。 それも進路がちょっと怪しい。 ウチの真上に来るかもしれない。 これは滅多にないチャンスだ。 なんでも、台風の目に入ると、今までの嵐はピタッと止み、青空や星々が望めるらしい。 そこで朝の3時前に起き出して、様子を見る。 NHKは夜っぴいて気象情報を流し、気象庁のHPでは一時間ごとの位置を確定している。 そうした情報を総合すると、強い台風9号の中心は午前3時40分頃、ウチの8kmほど東側を通過したことになる。 ま、台風は巨大な現象であり、こうした位置情報は一応の目安だ。 目は直径数十kmあるから、ここ「あきる野市」は明け方、台風の目の中にあったことになる。 ホントに真上を通過してったわけだ。 外に出ると、確かに風雨は止み、傘もいらなかった。 手許の簡易気圧計の数値も急落し、970台を示している。 しかし残念ながら星空は望めなかった。 衛星写真の画像では、目は厚く曇っていた。 夜が明けて、今朝の秋川は見ものだった。 今まで見たこともないような大量の濁流。 地元のおじさんによると、数十年に一度の出水だという。 前回の出水では「竹林」の下の住宅街が床上浸水し、それで現在の堤防が築かれた。 その堤防がなかったら今回も浸水していたかもしれない。 上写真はその堤防の階段を下がって撮った秋川の流れ。左上に見える橋は、みなさんが武蔵五日市駅から竹林に来る際に渡るもの。(駅は右方向) ゴウゴウたる流れで、ときどきしぶきが飛んでくる。 これでも昨夜から比べると、1mほど水は引いたんだそうだ。 残念! 台風の襲来があと12時間ずれていれば、もっと迫力の画像をお見せできたのに。 ただ最近は気候がおかしいから、また近々こういうことがあるかもしれない。 下写真は濁流を前に(呆然と)立ちつくすマガモ。 |
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10月28日(日) タンドール・ロール 今週末からのオープンハウスに向け、今日はタンドール・ロールのシミュレーション。 きっかけは先日、ラケッシュ君がスタッフのために余り物でこしらえたことから。 好評だったので、じゃ、イベントで作ろうか、ということになる。 まず、タンドール(炭火竈)で円形のナンを焼く。 そこに、サブジ(野菜カレー)を載せて、ロールするのだ。 アツアツのところを紙の袋に入れ、クレープみたいに囓る。 フォークやスプーンを使わないワイルドな食べ方が新鮮。 今日はナスと蓮根のサブジだったが、ミントチャツネを添えるといっそう美味。 タンドールで焼くインドパンには、ナンとローティがある。 ナンは精白小麦粉で、ローティは全粒粉。 ローティで試してみると、特有の香ばしさと、甘みが感じられる。 ナンの方が弾力があり、クセもないので、ロール向きであろう。 本場インドにもカティ・ロールという同種の料理がある。 ただ、タンドールは使わず、ナン生地をもっと薄くして鉄板で焼く。 そのほうが巻きやすいからだ。 タンドールのナンを使うロールは、だから竹林オリジナル。 11月3、4、5日に供する予定。 |
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11月8日(木) ディワリ前夜 ディワリというのは、インドで一番大きな祝日。言うなれば正月だ。 太陽暦では一定しないが、毎年10月下旬から11月上旬の間にある。 この時期は私たちにとって一番忙しいシーズンなので、まだ一度も現地で出くわしたことがない。 なんでも明日から数日間にわたって祝われる。だから今日は大晦日のようなものだ。 デリーのラケッシュ家も今日はにぎやかだ。 嫁に行った娘たちが両親にお菓子を届けにやって来る。 インドではおせち料理より、お菓子で盛り上がるらしい。 ラケッシュ君はお菓子を届けるわけにはいかないので、スカイプでご挨拶だ。 スカイプというのはインターネット経由のテレビ電話。無料だからいくらでもおしゃべりできる。 おしゃべりついでに、インド装飾品の付け方を教えてもらう。 上写真・画面の向こうには、ラケッシュ君の縁者、合わせて4人。 向かって左から、去年結婚したばかりの妹サビータ、従妹のミニー、末妹スープリヤ、次姉サンギータ。う〜ん、けっこう美形揃い。 画面の上、フレーム上の小さな黒点がビデオカメラで、向こうの人々にもこちらの様子がライブで見える。 ヒンディー語で、ああでもない、こうでもないと、ワイワイガヤガヤ。 画面の向こうはインドの家庭。 ちょっと前では考えられないような光景だ。 そのほか、サリーの着方など、スペシャル指導がいろいろある。いずれオープンハウスなどの機会にライブ中継しようかと思う。 さて、明日は竹林カフェでもディワリご飯を出す予定だ。 ラケッシュ家のディワリご飯は、豆入りのプーリー(揚げパン)。 これは彼の両親の出身地・ウッタランチャル州(ヒマラヤの麓)に伝わるものだ。 実はラケッシュ君、自分ではそれを作ったことがない。 それでお母さんからレシピの伝授を受ける。 下写真、濃緑のサリーを着ているのがお母さんだ。ラケッシュ君、せっせとノートを取る。 さて、うまくできるであろうか。 プーリーは先日の竹林1周年のときも登場したが、揚げたては実にウマかった。 明日は豆入り。請うご期待!! (と言ってももう夜の11時半だし、これを見て来る人もあまりいないと思うが…) |
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蛇足:
さてこのM、ドクターと言われるくらいインドのハーブ、特に毛髪とハーブの関係を研究し、そして生業としている男だ。洗髪に関しては一家言ある。世間一般の常識とカケ離れたこともいろいろ言う。
たとえば、毎日シャンプーをする必要はなく週一度ヘナで洗うだけでいいとか、生理のとき洗髪してはいけないとか。
私もじつは毎日石鹸で頭を洗っているクチだが、それは頭皮のアブラが気になるからだ(いわゆるオヤジ臭)。しかしMいはく、「頭皮の油脂は自然なものであり、毎日洗い流してしまうからこそ頭皮は余計に油脂を分泌するのである。また、石鹸やシャンプーにより頭皮の自然な細菌バランスが崩れるから、オヤジ臭もするのだ」という。そこでひとつ私も世のオヤジたちを代表して石鹸を止め、しばらくインドのハーブで頭を洗い、Mの言うことが本当かどうか身をもって確かめようと思うのである。(ただし本来の状態に戻るまでには時間がかかるらしい)。興味のある人はMのサイトを参照のこと。
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