09後/09前/08後/08前/07後/07前/06後/06前/05後/05前/04後/04前/03後/03前/02後/02前/99/98/97/96/TopPage
2月3日(水) インドより
今、インドにいる。
西部にあるプーナという街だ。
日本は節分大寒波で雪が降ったりしているらしいが、こちらはもう夏の陽気。
冷房を入れたいくらいだ。
今年の冬から春にかけて、Makiスタッフは日印間を忙しく行き来する。
一時帰国している真木千秋や図師潤子も、またすぐ渡印だ。
彼らはインドで年を越し一ヶ月ほど滞在して布&衣づくりに励んだのだが、北インドにある首都デリーは連日、冬霧に閉ざされ、寒くて往生したようだ。
南国で寒いと、ホントに寒い。
暖房や防寒具など寒さ対策が貧弱だからである。
私ぱるばは一昨日、デリーのニルー家を訪ねたのだが、一転して、じつに気持ち良かった。
冬霧は晴れ、陽は燦々と降り注いで、日本でいう五月くらいの気候か。
これは私の人徳のせいもあろうが、要は、デリーの冬が終わったということだ。
今回は気候も良いので、きっと仕事も捗ることであろう。(と言って退路を断つ)
プーナはOshoコミューンで有名なのだが、ここには現在、真木香も滞在し、ひとり羽を伸ばしている様子である。
しかし私はのんびり瞑想に耽っているいとまもない。
来週には東部オリッサ州へタッサーシルクの糸を見に行くのだ。
じつは最近、真木千秋も注目のタッサー糸と布がある。
写真のごとく濃色で美しい。
これがオリッサ州の奥地で紡がれ、織られているという。
奥地と聞くと黙ってはいられない。
だいたいタッサーの産地といえばインドでも大僻地。デリー在住のニルーたちでさえ訪れたことはないという。
そこで、誰に頼まれたわけでもないが、現地踏査を決定。
現在、情報収集に努めているところである。
ところで、現在インドからブログを発信中。染織とはまったく関係ないが、ヒマな人はどうぞ。
2月21日(日) おもちゃプードル
先日、トイプードルが竹林にやってきた。
お客さんのこどもだ。
女の子で、1歳半。人間で言うと女子高生くらいだとのこと。
ご覧の通り、お母さんのバッグに収まって、まことに行儀が良い。
私ぱるばの手もペロペロなめたりして、愛想も良い子である。
実は今、トイプードルがMakiかいわいで静かな話題になっている。
真木千秋が両親にプレゼントしたのだ。
そうしたら両親、すなわち真木貞治・雅子夫妻がすっかりハマってしまった模様。
最近、真木雅子(バスケタリー作家)はパソコンでスカイプをやっている。
インドにいる娘達と交信したいばかりに、がんばってアカウントを開いたのだ。
その日、パソコンをチェックすると真木母がログインしていたので、さっそく呼び出す。
かくして史上初(でもないか)、トイプードル同士のスカイプ会議が実現するのであった。
もっとも、本人(本犬)たちはそんなに興味を示してなかったが。
やっぱニオイがしないとダメなんだろう。
親たちの話を聞いていると、トイプードルは小さいことが売りであるらしい。
真木家のCoco(♂)は六ヶ月で2.6Kgもあるので、「ハズレ」なんだと。
写真の女子高生は2.5Kgで、これは「アタリ」。
そもそも人間が無理して作り出した品種だから、かなり個体差があるようだ。
ところで、写真のお客さんは犬の服も作るそうだ。
ご希望の向きはMakiまで連絡のこと。
本人は使ったことないそうだが、Maki布でもできるかも。
3月3日(水) 藍の種を蒔く
今日、畑に藍の種を蒔いた。
昨年はいつ蒔いたか忘れたが、芽が出なかった。
それでもう一度蒔いたのだが、やっぱり芽が出なかった。
それであわててHPに掲載し、種を恵んでもらったのだ。
たぶん蒔き時が遅かったのだろう。
昨年のHPをチェックすると……
3月31日に蒔いたとある。
ということは、今年はけっこう早めに蒔いたことになる。
昨年は結局、5月中旬に蒔いて、発芽したようだ。
ところで、畑をならしていて気づいたのだが、もう藍の芽が出ている。(右写真)
昨年のこぼれ種だ。
枯れた藍草を積み重ねていたところから、発芽していたのだ。
ということは、この時期でも芽が出るということか。
遅霜とかあるし、さて、どうなることか。
3月16日(火) 竹林最大の危機
今、ふと竹林を覗いてビックリ!
椎茸がワラワラと出ているではないか。
椎茸とはもう十数年つきあっているが、一時にこんなに出たのは初めて。
最近よく雨が降り、そして急に春めいたものだから、みんないっせいに目覚めたのであろう。
四年前に種をつけたものだ。
しばし衝撃にうちのめされるが、そうしてばかりもいられない。
大ざるを持ち出し、スタッフと二人で収穫しまくる。
とにかく立派なのだ。
「どんこ」と呼ばれる肉厚の椎茸。
それも原木モノだ。
見るからに美味そう…
…というより、ともかくその量に圧倒される。
計ってみたら6.7kg!!
大収穫だ。
どうすんだろ、こんなにたくさん。
とりあえず、今晩は、ウチワみたいに大きなやつを椎茸ステーキだ。
なりは大きくても味は変わらないのである。
明日来店のお客さんにはおすそ分けだな。
4月5日(月) 北京のアライ・ラマ
|
今、田中ぱるばは北京滞在中。 |
|
4月8日(木) 新井淳一的布 — 50年的軌跡
昨日4月7日は新井氏の展示会初日。 |
|
4月18日(日) 中國日報ネット放送
北京・清華大学の新井淳一展。
先日の記事の中で、ネット放送についてお伝えしたが、そのサイトから連絡があった。
「掲載したのでご覧ください」とのこと。
アドレスは、
5月11日(火) 繊維学部資料館
今、信州上田の実家にいる。
|
5月31日(月) 絶滅危惧種
私ぱるばの弟子に大村風生(ふき)というテディベア作家がいる。
昨年コンペで賞を取ったことは本頁でもお伝えした。
その大村風生の最新作がコレ→。
最新も最新、昨日仕上げたという。
シロクマくん。最近では絶滅危惧種だ。
生地はタッサーシルク×綿。
漂泊したギッチャ糸をヨコ糸に打ち込んだ布で、昨春のハギレ市で見つけたものだ。
高さは5cmほど。左側のタッサー繭と比べればそのサイズがわかるだろう。
下に敷いた白布がモトとなったタッサー×綿の生地だ。
昨年の記事にもある通り、大村風生はMakiの布もよく使う。
今までにMaki布を使って、クマやネズミ、ウサギなど三十種ほど作っているという。
Maki布を使うときは、まず布を手にしてから、何を作るか考えるという。
その辺は真木千秋に通ずるところがある。真木千秋も糸を手にしてから何を織るか考える。
今日はカディ展観覧の大村風生。
ベージュのカディ反物を見て、これでウサギを作ろうかと思案の体であった。
完成の暁にはまたお伝えしよう。
6月7日(月) 表参道&丸ノ内
様々なお店とご縁のある当スタジオだが、今日ご紹介するのは「かぐれ」。
7月30日から十日間、Makiの展示会がある。
表参道と丸ノ内に店舗があって、二ヶ所同時開催となる。
その母体は大阪のとあるアパレルメーカーで、国内に七十数店舗のセレクトショップを展開しているそうだ。
しかしそれに飽きたらず、オーガニックコットンを中心とする自然感覚の店を!ということで、この「かぐれ」が誕生。
右写真はその表参道店。もうじき二周年になるという。
右側の人物が店長の渡辺敦子さん。
左側の人物は、当スタジオキュレーターの石田紀佳(のりか)だ。
表参道にもかかわらず、店の周りは草ぼうぼう。
じつはこれ、石田紀佳が手懸けた「雑草の庭」なのだ。
そんな縁もあって、石田がかぐれのイベント企画を手懸けることになる。
今般のMaki展も石田が下手人なのである。
さてどうなることやら。顧客年齢層もだいぶ違うし…。
ともあれ、しっとり落ち着いた丸ノ内店とともに、ひたぶるに心地良いスペースなので、みなさんもこの機会に探訪してみると良かろう。
6月23日(水) ホトトギス
竹林Shopではよくホトトギスの声が聞かれる。
それもけっこう至近距離。
ホトトギス、ご存知かな?
夏の訪れとともに渡ってくる鳥だ。
今年も一月ほど前、5月19日にやってきた。
毎年、よく忘れずにやってくるものだ。
その声を聞くと、そぞろ夏めいた気分になる。
都会にはあまりいないから、知らない人も多いみたい。
先日も、「ウグイスが歌の練習をしているのかと思った」と言うお客さんがいた。
違うのだ。
「ホーホケキョ」じゃなくて、「ホ・ト・ト・ギ・ス」と鳴くのだ。
今年はスタッフによく指導しておいたから、知らない人は尋ねていただきたい。
ただし、来れば必ず鳴くというものでもない。
鳴かぬなら鳴くまで待つのが肝腎。
09後/09前/08後/08前/07後/07前/06後/06前/05後/05前/04後/04前/03後/03前/02後/02前/99/98/97/96