12月8日(月) 明日から鎌倉展 明日12月9日(火)から古都・鎌倉で展示会。 鎌倉駅から程近い「ジャックと豆の木」というギャラリーだ。 横浜在住の建築家・丹羽貴代子さんのご紹介。(丹羽さんは竹林Shopの設計者) 鎌倉駅西口から400m弱。 御成通りから由比ヶ浜通りを渡り、すぐ右。 赤いポストが目印だ。 昨年4月にできたばかりという、真新しくて広々したギャラリー。 こちらでの展示会は初めてだが、Makiとも少なからぬご縁がある。 ここを運営している御三方のうち、お二人がかつてMaki青山店に来店したことがあるそうだ。 今回の展示会はMaki企画の展示会なんだけれども、なんとなく共同企画のような趣。 先ほどからMakiスタッフ三名が展示作業に勤しんでいるが、ギャラリー代表の中村さんも一緒になって手伝ってくれている。(下写真・右端) ここ「ジャックと豆の木」の奥は休憩スペースになっていて、珈琲(ジャックブレンド)や紅茶、ケーキなどが供される。 お腹が空いたら、ランチプレートも。 |
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鎌倉の街はそぞろ歩きが楽しい。 駅から延びる御成通りには、カフェやパティスリー、クリスタルショップなどお洒落な店が軒を連ねる。(この通りに安い駐車場あり。ただし一方通行に注意。由比ヶ浜通りから入って80m左側) 由比ヶ浜通りはかつて鎌倉でいちばん賑わったというだけあって、古い店がいろいろ。このギャラリーも昔は老舗の豆屋だったという。 ギャラリーの筋向かいには「こ寿々(こすず)」という有名な「わらび餅」屋もある。 今年最後のMakiの展示会に、どうぞお越しを! |
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11月4日(火) オープンハウス4日目 連休明けの今日はオープンハウス4日目。 気持ちの良い小春日和の中、カゴ編みワークショップが行われる。 今回は「みだれ編み」のカゴ。 初めての参加者も多く、ちゃんとできるか心配顔の人もちらほら。 それでも二時間、楽しげに黙々と作業し、みなさん立派な作品を仕上げて、お帰りになる。 染め場では、昨日使った栗イガの染液で服部謙二郎が布を染め、真木千秋はクサギで糸を染める。 暖かくてよい一日であった。 |
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染めに使ったクサギの実。 竹林の入口に生えていたものを数日前に採取する。 毎年、楽しみに少しずつ染めている。薄いブルーが染まる。 |
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熱心に指導する講師の真木雅子 | |||||||||
11月3日(月) オープンハウス3日目 今日「文化の日」はオープンハウス3日目。 今日のメニューは「草木で染める」。 曇天の寒い日だったが、皆さん元気いっぱいに参加。 まず、真木千秋の「染めの話」から始まる…。 |
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シルクの布に絞り染め。 スタッフの酒井美和が絞りの指導をする。 |
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絞った布を草木染め。 染材は栗のイガ。 イガは大家さんの栗畑からもらって来たもの。 秋の良い染材だ。 前もって服部謙二郎が煮出しておいた。 |
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出来上がって干しているところ。 みなさんそれぞれの絞りが面白かったと、酒井美和も感激。 (写真ピンボケで失礼) |
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11月1日(土) オープンハウス開幕 Makiの文化祭みたいな、秋のオープンハウス。 今日から7日の金曜まで一週間の会期だ。(写真クリックで拡大) |
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入口。 沖縄・八重山のヒルギで染めた布が風にはためく。 |
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自然光でストールを見てもらえればと思い、母屋一階にも少々展示。 二階にはインドの映像、そして読書スペースも。ナーシ×ナーシの布や新井淳一さんの布も展示。 |
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風が強くて、落ち葉が舞う。 靴の中にも落ち葉が。 |
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毎年人気の「椅子布張り」。 丸椅子にMakiの布を張る。 |
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9月16日(火) えみおわす展 明日9月17日(水)からえみおわす展。 朝から直樹クンと順ちゃんが、竹林Shopでせっせと飾り付けをしている。 アジア的のんびりムードの二人はいつも約束時間より遅めに到着するのだが、今日はきちんと時間通りに現れる。感心感心。(当たり前か!?) 二年半くらい前から展示会活動を始めたえみおわす。 今回の展示会場が今まででいちばん大きいんだそうだ。 それで春から二度も南方アジアに渡り、制作活動に励んできた。 ストール、ジャケット、羽織、シャツ、パンツを中心に、四百数十点が展示される。 そのほか、展示会ページには紹介できなかった、順ちゃんの版画作品も。 左上の写真「おばあちゃんの糸車」(10,000) 右下:小箱、手帖、ちりとり (2,500〜8,000) 19日(金)以外は、たぶん毎日二人で在廊するというので、みなさんもぜひ会いに来てください。 |
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9月17日 追記 ウチのスタッフもえみおわすの服がお気に入りで、けっこう着用しているのである。 左・大村恭子 シャツカーディガン+フィッシャーマンパンツ 右・ぱるば タンクトップ+フィッシャーマンパンツ |
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9月10日(水) 明日から青山展 明日からの展示会に向けて、今日は四人で青山に出かけ、展示作業。 久しぶりの青山。やっぱり良いもんだ。GODIVAとかSABATINIとかお洒落な店があちこちにあって、ウ〜ム、五日市とはチト違う。(比較する方が悪いか) 会場となるギャラリー・リスティは、外苑前駅から徒歩三分。 サブウェイとampmの間の小径「ボチボチ通り」を入って、150mほど歩いた静かな一画にある。(地図クリックで拡大) ここリスティは北欧アンティーク陶磁の店。 もとは表参道駅の近くで十数年営業していたが、昨年当地に移って来たという。 右写真がその外観。マネージャーの鈴木さんと一緒に記念撮影。(クリックで拡大) |
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中に入るとカップやソーサーなど、ロイヤル・コペンハーゲンの器がいっぱい。いずれも百年くらい前のだそうだ。きっと北欧の各家庭で大事に使われていたものだろう。オーナーの内藤さんが当地で買ってきたものだ。 店の内装は磁器の色に合わせたオフホワイトがベース。 |
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その傍らに併設された38平米のスペースが、今回の展示会場。 さあこれからどんな展示にしようかなあと考えているところ。 真木千秋は11日と、私ぱるばは12日、14日、15日など、スタッフそれぞれかわりばんこに久々の青山を楽しむ予定。 街もずいぶん変わったので、みなさん是非お越しを!! |
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8月31日(日) インド便り 現在、真木千秋以下4名がインドで布&衣づくりに励んでいる。 日本はこのところ天候不順で気温も低めだが、インドは順調に暑いらしい。 まだ雨期なので湿度が高く、機場で仕事を始めて五分もすると、衣服が汗でびっしょりになるという。 ただ日本と違って、一日中降っているわけではない。太陽が顔を出すと、じりじりと暑い。 そこで真木千秋のあみだした防暑法は、帽子代わりに頭に布を巻くこと。(写真上) これで上からの輻射熱がだいぶ軽減される。(インド人は慣れているようだ) 上写真は、アシスタントのジャクデッシュ(左)&織師ユスフ(右)とともに、「折り返しバーク」というストールをつくっている真木千秋。オリッサ州のカティア絹糸やウールを使い、紅露やセブリなどで染めを施した赤茶系のストールだ。十月以降のお目見え予定。 そのほか、老若男女誰でも使えるジャカード織の超ミニストール(20cm×170cm)などの新作も製作中。 下写真は、機場の外でのスナップ。 二人の子供は、織師シャザッドの息子たちだ。五歳と三歳になる。 シャザッドといったらカリスマ織師として有名なのだが、機場に子供を連れてきたのはこれが初めて。家はインドの西部にあり、汽車で一日半ほどかかるらしい。単身赴任なのである。 右側はおなじみ経糸職人パシウジャマ。 この機場のキーパーソンだ。 ご存知の通り聾唖なのだが、服部謙二郎とよくコミュニケーションをとりながら元気に仕事している模様である。 奥では真木千秋が扇風機の風を受けながら何やら作業している。 |
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梅雨明け恒例の、藍生葉染め。 左写真は、信州上田、今朝の藍園。左端は藍草を育てた老父・田中一夫。もうじき八十になるのだが、今もめっちゃ元気でさすが信州男。(長野県の男は全国最長寿)。右端は私。 例年だとここ上田までみんなで出かけて染めてくるのだが、今年はチト趣向を変える。 私ぱるばが前夜実家に泊まり、早朝5時に起きて藍草を刈り、車に乗っけて竹林まで運んだのである。 (だったら最初から近所で藍を育てりゃ良いじゃないかと思えるが、まあ、こうして老い先短い両親と一緒に作業するのも悪くはあるまい。) |
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車に揺られて約三時間、竹林に到着した藍草。 水に挿して運んできたからまだまだフレッシュ。 まずは茎から葉っぱをちぎる。 藍の色素は葉っぱにだけ存在するからだ。 スタッフ総出の作業。近所から助っ人も駆けつける。 ケヤキの木陰が有難い。 なお写真はすべてクリックで拡大。 |
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その傍らで糸染め作業。 左から服部謙二郎、大村恭子、真木千秋。 糸は先日引いた春繭のMaki糸。そして赤城の節糸。 緑色は、前もってフクギで黄色に染めた糸に藍を重ねたもの。 染めの作業は夕方の6時を回っても続く。みんなの手も真っ青だ。 おかげで美しい色がたくさん染まる。 染まった糸は来月、みんなのトランクに収まってインドに渡り、ストールに織り込まれることになる。 |
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これはおまけ。 上田から藍草にのっかって旅してきたアマガエル。 少なくとも二匹いた。 |
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昨日、関東地方も梅雨が明けたという。 このところ連日最高気温も三十度を上回り、いよいよ夏本番だ。 でもスタジオは基本的に冷房無し。 庭がすっぽりケヤキの木陰となり、標高も175mあるので、なんとか冷房無しでも過ごせるのだ。 でもやっぱり暑いから、私ぱるばなどはインドスタイルのルンギ(腰巻)で過ごす。マンガルギリの極薄手織綿だ。夏はこれに限る。Makiのクールビズだ。 さて、開け放した母屋では、真木千秋が服部謙二郎と作業に勤しんでいる。もうじきインド出張なのだが、そのためのストール試織だ。今そのタテ糸をかけているところ。 ナチュラルウールのグレーの糸と沖縄の福木で染めた目の覚めるような黄色で、小さめの格子を織ってみる。空色の糸は、昨秋、竹林の敷地内で取れたクサギで染めたもの。 ヨコ糸には細ナーシ絹糸を束ね、浮かして織り込む。そして仕上げ後にカットしたり縮絨したりして、糸がヒゲヒゲのようになる予定。 ただ、実際に織っているうちにいろいろ変化してくる。それがまた楽しいところだ。(写真クリックで拡大) |
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ナイヤガラの滝のようで涼しげ♪
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えみおわすの二人、直樹くん(阿部直樹)と順ちゃん(水田順子)、竹の家来訪。 二月後に迫った展示会の打合せだ。 直樹くんは先日、五週間にわたるアジアの旅から帰ってきたばかり。 その話を聞くと、ほんとに二人は古き良きアジアが好きなのだなあと思う。 今回直樹くんはまずタイ北部、カレン族の村を訪ねる。次いでラオスのタイルー族とレンテン族の村々、そしてインドに入って北部クル谷の村を訪ねる。 タイのカレン族は、オーガニックの綿から手紡ぎ手織り布を織り、藍や黒檀などで染めを施している。また茶綿も栽培。 右写真、直樹くんが手にしているのがカレン族藍染の綿ショール。藍はインド藍と琉球藍の両方を用いている。その下に置いてある茶色のショールは黒檀で染めたもの。腰機(こしばた)で織っている。 ラオスのタイルー族は織物が得意。今回はMaki展示会用にジャケットやパンツに使う手織綿生地を織ってもらっている。 インドのクルでは、ウールとヤク(牛)の大判ショールのサンプルを製作中。 八月になったら、今度は二人でインドへ行くそうだ。 クルの谷に行き、サンプルをもとに本製作に入るという。 ヒマラヤのふもと、クル・バレー。 デリーなど下界が暑さにあえぐ中、温泉もあって、きっと気持ちイイだろうなあ。 |
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左の写真。 順ちゃんが着ているジャケットの生地は、ラオス・タイルー族の手織綿。それを琉球藍で染めている。 パンツは大麻布で、これは機械紡績・機械織だ。「フィッシャーマン」という名のゆったりしたパンツ。 直樹くんのシャツの生地は、タイ・カレン族が高機(たかばた)で織って、黒檀で染めたもの。パンツは藍染のフィッシャーマン。 真木千秋が触れているショールは、ラオス・プータイ族の手織綿で、ラック+木の皮で染めている。 えみおわすのブログでは彼らの「布づくりアジアの旅」を写真入りで見ることができる。 9月17日からの展示会では布を使ったワークショップも企画中。請うご期待! |
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