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竹林日誌 10前/09後/09前/08後/08前/07秋/07夏/07春/06秋/06夏/06春/05秋/05夏/05春/04秋/ 04夏/04春/03秋/03夏/03春/02後/02前/01/99-00/「建設篇」
1月4日(月) 今年もよろしく!! |
1月24日(日) 厳冬の北インドより |
1月25日(月) レミングハウス一行・来訪 |
1月26日(火) ヒマラヤ山中の村を訪ねる |
1月29日(金) 宵闇のナビゲーションライト |
1月31日(日) 刺子の到来 |
2月1日(月) 半蔵と糸杉 |
2月3日(水) エリ蚕の飼育 |
2月7日(日) 雨の一番工房 |
2月10日(水) 遺跡の内外 |
2月11日(木) 工房の床に漆喰を打つ |
2月14日(日) 大理石とチョコレート |
2月16日(火) アフガンの壺 |
2月24日(水) 新工房・最初の住民 |
3月4日(金) マルダ蚕の命運 |
武蔵五日市の自宅から約24時間の旅であった。 デリー空港到着は夜中の1時半だったが、外気温は28℃。 空港ロビーで寝ていたら蚊に喰われる。国際空港評議会のランキングで2年連続「世界一」となったらしいが、蚊の退治までは手が回らないようだ。(ついでに国内線機内でも喰われる) というわけで、インドは既に夏だ。 当地デラドン地方も、日中はしっかり30℃を超えて、やはり夏だ。 |
4月16日(土) ラケッシュ君のエンゲージ 昨15日夜。当スタジオスタッフ・ラケッシュ君の婚約式があった。 |
4月18日(月) マンジュリ村のマンジュ |
4月19日(火) 藍建菌のワープ!? 今もって建設中のganga新工房。その中で唯一、染織施設として稼働を始めたのが、藍室だ。 二ヶ月ほど前の記事でもご紹介したが、染め場の奥に設けられている。 同室に納められているアフガンの古壺に、一週間ほど前、染師ディネーシュが藍を仕込む。(上写真奥の人物)。 材料はいつもの通り、インド藍、灰汁、石灰、粗糖、水、そしてMcDowellだ。 (McDowellとはインドのウィスキー。私も明日あたり試してみようと思う) ここのところインドは酷暑で、日中の気温は40℃を上回る日もある。 しかしこの藍室は半分土中にあることもあり、大理石製の扉を閉じておけば、現在のところ終日、気温は24〜26℃台、湿度は90%台に保たれ、藍建てには好適な環境と言えるだろう。 天然の藍建ては、発酵菌が関与する。どんな菌なのか寡聞にして知らぬのだが、ここでは藍建菌と呼ぶことにする。(もしかしたら糠味噌漬けみたいに数種の菌による共同作業かも)。こうした天然の藍建ては、その困難さにより、「地獄建て」とも呼ばれる。 当ganga工房もインド藍による天然藍建てを始めて数年。試行錯誤を重ねながら、現在は夏期であればほとんど百発百中で建てられるようになった。おそらく使用している藍瓶に藍建菌が棲みついているせいかもしれない。 しかるにこのアフガンの壺々は、藍建てに使われた形跡もなく、こうした用途は初体験であろう。染師ディネッシュも藍を仕込んではみたものの、何とはなしに半信半疑の体。 しかしながら、藍室の中に入ると、日増しに発酵臭は強まり、これはきっと建ちつつあるに違いない。 今日、日本への帰途に就く真木千秋が試しに染めてみると、ほれ、この通り。(下写真)。ちゃんと藍が染着しているのである。 このアフガン古壺の中にも、藍建菌はしっかり繁殖しているのだ。 それにしてもこの藍建菌、どこから来たんだろう。空気中のそこここに漂っているのか。それとも、染師ディネッシュや真木千秋の身体に纏わり付いているのか。 |
4月21日(木) 屋根の上下の人間模様 |
4月22日(金) マットな水栓 |
4月23日(土) 芒桑の木陰で 当地は、緯度で言うと日本の屋久島くらい。標高は600m。 それゆえにか、陽光はかなり強烈だ。 住民の肌色も褐色である。 今日は正午でまだ気温は30℃少々なので比較的しのぎやすいが、太陽の直射を浴びるとチト辛い。 現場の作業員も、おおかた、屋根の下や、木陰で仕事している。 幸い、敷地の下半分はかつて果樹園であり、樹木はほとんどそのまま手つかずなので、木陰は豊富にある。 木陰というのは、パラソルなど人工の蔽いより涼しい。 木は背が高く枝葉は厚く、葉っぱは蒸散で冷やされるので、輻射熱を発することがない。 風が通って気持ち良いし、フィトンチッドも降り注ぐことであろう。 いちばん多い木は、マンゴーだ。漢語で芒果と言う。 敷地に71本ある。常緑で、濃密に繁り、人畜に恰好の日陰を提供する。 まだ樹齢の低い若木が多い。マンゴーは巨木に成長するので、百年後が楽しみ(!?)だ。 上写真はマンゴーの木陰で大理石を削る職人。 ゲストルームの洗面台になる。 皆さんが当スタジオと抜き差しならぬ関係に陥り、当工房で宿泊することになったら、きっとバスルームで対面することになるであろう。 マンゴーには実が成っているが、今はまだ3cmほど。食べるには一月ほど待たねばなるまい。 下写真は桑の樹下で竹を削る労働者。 この桑も元から生えていたものだ。おそらく鳥の運んで来た実生であろう。黄繭を育んだのもこの木の葉だ。 奥の建物はカフェ。ここで皆さんはチャイを飲んだり、ランチしたりできる予定。ほとんど完成し、今、手前に竹製の庇を作っている。 その屋根に張る竹材を、作業員たちが桑の木の下で削っている。この一週間、毎日、毎日、朝から晩までやっている。 |
この主というのが、バブ・カーンだったというわけ。当時のMakiの命運をかけた大プロジェクトだったのだが、結局、あまりうまくいかなかった。サンプルまでは良かった。しかし、本番の生産がキズだらけでヒドかったのだ。我々にとってはインド最初の大きな洗礼となった。 |
4月26日(火) 檸檬ケーキみたいなスコーン |
4月27日(水) 印竹作戦 |
4月28日(木) 西表とブルンジ
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5月10日(火) GW「春の空羽衣」展・素描 4月29日から一週間開催の「春の空羽衣」展。 幸い、大方において好天に恵まれ、たくさんのお越しをいただき、スタッフ出展者一同、あつく御礼申す次第。 遺憾ながら来られなかった皆さんに、ちょっと雰囲気をお伝えしよう。 従来こうしたイベントに際しては、初日にみなさんドッとお越しになるんであるが、最近はそれぞれご都合に合わせ分散来竹という傾向にある。おかげで我々も、初日から最終日までいろんな方々と交流でき、楽しいゴールデンウィークとなったのであった。(布の展示の模様はこちら) |
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ときあたかもタケノコのシーズン。 入口脇にも一本ニョッキリと生え、皆さんをお出迎え。 この一本はそのまま伸び、現在は8mほどの高さに。 |
竹林脇には造形作家の増満兼太郎氏が店を開く。 二日間だけであったが、お目当ての人々があちこちから参集。 増満氏も製作をしながらの応対が楽しかったらしく、また来たい(!)とのこと。 |
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井戸脇では、ティモケのサモサ。屋根のあるこの場所を、ティモケ嬢は前々から狙っていたそうだ。今回初めて、サモサをその場で揚げて提供。やはり揚げたてはサクサクで美味しい。 |
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母屋に入ると、階段下にtocoro cafeがちょこんと店を構える。 今回はスイーツの提供だ。パウンドケーキやスコーンは昼過ぎにはだいたい売り切れてしまい、帰宅後に毎夜、焼いていたという。アイスクリームも人気。 |
板間にはねじまき雲の珈琲店。 私ぱるばの一日はこの一杯から始まるのであった。思へば贅沢なことであった。今後は国分寺に行くほかない。 |
5月14日(土) 藍と大根 |
5月17日(火) ヒマラヤの敢行鳥 |
5月26日(木) 双葉より青し |
5月31日(火) 藍の定植 |
6月2日(木) 茘枝月 |
6月3日(金) エキゾチックな皿うどん |
6月4日(土) 遺跡の幼子 |
6月5日(日) 新工房のカフェ |
6月6日(月) 夏の布を織る |
6月7日(火) 先進的染織施設 |
6月9日(木) ギャラリーの内側 |
6月10日(金) 敵材適所 |
6月11日(土) バンブーマン |
6月13日(火) 藍シャドー
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6月15日(水) 北インドの走り梅雨 |
6月16日(木) 青いマンゴーの秘密
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6月19日(日) ギャラリーの外側 |
6月25日(土) 苧麻を苅る |
6月29日(水) 草原の菜摘み |